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客観的なリスク(リスク評価)と主観的なリスク(リスク認知)とは同じではないといえます。たとえばダイオキシンのように客観的なリスクよりも主観的なリスクの方が大きいもの、喫煙のように主観的なリスクよりも客観的なリスクの方が大きいものがあります。
主観的には同一のリスクでも、そのリスクを受け止める立場によって、人々の容認する度合いが異なります。そのリスクが、
によって、主観的リスク(リスク認知)は異なります。
電磁波のばく露は、
推定されるリスクよりもはるかに大きなリスクと受けとめられているのが一般的です。
少々古いのですが、下図は一般の人々が受けとめている電磁波リスクをはじめ、さまざまな環境リスクの大きさを比較したものですが、一般の人々は電磁波をリスクと感じていることがわかり、喫煙よりも電磁波リスクが大きいという結果を示しています。この背景には上述のリスク自身が持つ要因以外に、マスメディアやインターネットからの不正確な情報の氾濫が考えられます。