「中間周波電磁界」と「高周波電磁界」について
日頃から使っている、交通系ICカードやIH調理器、炊飯器は中間周波電磁界、携帯電話(スマートフォン)やタブレット、電子レンジは高周波電磁界と呼ばれている電磁波を使っていることをご存じですか?
人が電磁波(電磁界)にさらされると、体の中に熱が発生したり、電流ができたりすることがあります。高い周波数の電波は水の中で振動を起こして熱を作り出しますし、低い周波数の電磁界では電流が流れて神経や筋肉を刺激す
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「超低周波電磁界」について
電磁界は、電界(静電気などの電気の力が働く空間)と磁界(磁石の力が働く空間)から構成されます。
電力を供給する送電線や、家庭の電化製品から発生する電磁界の周波数は50ヘルツあるいは60ヘルツですが、周波数300ヘルツ以下の低周波電磁界は「超低周波電磁界」に分類されています。
超低周波電磁界ではこの電界と磁界が互いにほぼ独立しています。
例えば、テレビの電源コードをコンセントに繋ぐと電圧で電
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非電離放射線の生物学的影響
非電離放射線は、時には体に変化を及ぼすことがあります。その変化が体の普通の調節能力を超えてしまうと、健康に悪い影響を与えることもあります。太陽光も非電離放射線ですが、冬の日差しで暖かさを感じたり、日光を浴びてビタミンDを作ることは体に良い影響を与えますが、これを生物学的影響といいます。一方、夏に過度な日焼けでやけどをしたり、紫外線を長く浴び続けて皮膚がんになることありますが、この様な生物学的影響を
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電磁波の種類
電磁波は、そのエネルギーや周波数に応じて、電離放射線と非電離放射線に分かれます。
電離放射線は、エックス線やガンマ線などのように非常に高いエネルギーを持ち、細胞内の原子結合を壊すことができます。これにより、細胞に影響を与える電離作用を引き起こします。
一方、非電離放射線は、紫外線や可視光線、赤外線、電波、商用周波電磁界などの電磁波で、電離作用を引き起こすほどのエネルギーを持ちません。しかし、細胞内
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