ドイツ連邦放射線防護局(BfS)が電磁界の環境影響についての国際ワークショップを開催
2019.7.25掲載
ドイツ連邦放射線防護局(BfS)は2019年11月5-7日にミュンヘンで「電界、磁界及び電磁界の環境影響についての国際ワークショップ」を開催すると発表しました。このワークショップは、放射線防護、動物学、植物学、生態学及び環境についての専門家が一同に集まり、知識の現状について評価することを目的としています。
ドイツでは、再生可能エネルギーへの転換に伴う電力網の拡張と複数の高圧電力線の新設、ならびに、日常生活のほぼ全てのシナリオへの第5世代(5G)移動通信規格及びデジタル技術の導入が、全ての周波数範囲の電界、磁界及び電磁界への人々や環境のばく露状況の変化につながっています。その結果、あるかも知れない健康影響ならびに動植物への悪影響についての人々の懸念が高まっています。
同ワークショップは、科学的知識の現状をまとめ、環境に対する電磁界の既知の影響と、あるかも知れない影響について議論することを目的としています。同ワークショップでは、環境中の全ての周波数の人工的な電磁界の発生、生物系に生じるかも知れない作用機序、植物・無脊椎動物・脊椎動物において観察されている生物学的影響が取り上げられます。知識の欠如が同定され、その結果によっては、植物相及び動物相に対する、意図しない、あるかも知れない電磁界の悪影響についての研究課題が作成されます。
このワークショップの更なる情報は、以下のURL(英語)で確認できます。
https://www.emf-environment-workshop.de/