ドイツ連邦放射線防護局(BfS)が小児白血病の病因についての
国際ワークショップを開催
2019.09.06掲載
ドイツ連邦放射線防護局(BfS)は2019年11月20-22日にミュンヘンで「小児白血病の病因についての第6回国際ワークショップ」を開催すると発表しました。
原子力発電所の近くでの小児白血病の増加、ならびに、 小児白血病のリスクと低レベルの低周波磁界へのばく露との関連が一貫して認められていることから、 BfSは、小児白血病の病因についての研究を強化しています。 これらの知見のどちらについても、電離及び非電離放射線の生物学的影響についての現状の知識からは、 もっともらしい説明がつきません。このためBfSは、約2年ごとに様々なパートナーと共同でワークショップを開催し、 知識の現状について討議し、小児白血病の主な原因についての理解を深めるための長期的な戦略的研究課題を策定してきました。
今回のワークショップはその6回目となるもので、以下のトピックスについて、最近の研究結果や、今後の研究の方向性が討議されます。
- 小児白血病のリスク因子としての電離・非電離放射線
- 白血病発症のメカニズム(遺伝的・エピジェネティックな因子、免疫系・環境リスク因子の役割を含む)
- バックグラウンド放射線と白血病のリスク
- 白血病の研究のための動物モデル