国際がん研究機関(IARC)が発がんハザードの同定についてのウェブサイトを更新(Volumes 1-133)

2023.5.9掲載

世界保健機関(WHO)の専門機関である国際がん研究機関(IARC)は、2023年5月5日付で「ヒトに対する発がんハザードの同定についてのIARCモノグラフ」のウェブサイトの「IARCモノグラフで分類された因子、Vol.1-133」のページを更新しました。
https://monographs.iarc.who.int/agents-classified-by-the-iarc/

これは、「IARCモノグラフVol.131:コバルト、アンチモン化合物、および兵器級タングステン合金」の全文(オンライン版)の発表に伴うものです(Vol.131の概要版は、2022年4月8日付で発表済みです)。

Vol.131(オンライン版)についての情報は、以下のウェブサイトから入手可能です。
https://monographs.iarc.who.int/news-events/volume-131-cobalt-antimony-compounds-and-weapons-grade-tungsten-alloy-2/

なお、「ヒトに対する発がんハザードの同定についてのIARCモノグラフ」の最新巻は、2023年3月24日付で発表された「Vol.133:アントラセン、2-ブロモプロパン、メタクリル酸ブチル、および亜リン酸水素ジメチル」(概要版)のままで変更ありません。
電磁界に関する発がんハザードの分類の変更もありません。

関連情報:
「国際がん研究機関(IARC)が発がんハザードの同定についてのウェブサイトを更新(Volumes 1-131)」
(2022.4.11掲載)
https://www.jeic-emf.jp/academic/info/17767.html

「国際がん研究機関(IARC)が発がんハザードの同定についてのウェブサイトを更新(Volumes 1-133)」
(2023.4.4掲載)
https://www.jeic-emf.jp/academic/info/201103330.html


[JEICによる注記]
IARCは、化学物質や喫煙などによる発がんハザードの同定のための調査・研究と、がん対策を推進する機関です。
IARCによる発がんハザードの同定は、対象となる作用因子、例えば、物理的因子、化学的因子、特殊な環境因子等による定性的な評価(発がんハザードの証拠の確かさの程度)をグループ別に分類するものであり、定量的な評価(発がん性の強さ)をするものではありません。
IARCについての更に詳しい情報は、こちらをご覧下さい。
https://www.jeic-emf.jp/academic/international/iarc/

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