アイルランド環境保護局が5Gに関するウェブサイトを開設
2019.12.5掲載
アイルランド環境保護局(EPA)は、第5世代(5G)移動通信システムに関連するウェブサイトを開設しました。
この中で、「5Gと健康」に関するページでは、以下のように述べられています。
「電磁界のヒトへの影響は、重要な研究の対象になってきました。これには、第5世代(5G)移動通信及びその他のアプリケーションに利用・想定されている無線周波(RF)が含まれます。国際非電離放射線防護委員会(ICNIRP)の一般公衆に対するガイドラインよりも低いレベルでは、健康影響は証明されておらず、5Gの利用による公衆衛生への影響はないと考えられています。
但し、身体に接する携帯電話端末から受けるような、あるいは、特定の労働環境で一部の作業者が経験するような、比較的高いレベルでのRFばく露に関しては、若干の不確かさが残されています。このため、世界保健機関(WHO)の専門機関である国際がん研究機関(IARC)は2011年、主に携帯電話の長期間のヘビーユーズについての研究に基づき、RFを『ヒトに対して発がん性があるかも知れない(グループ2B)』に分類しました。WHOは、新たな科学的証拠を監視するため、国際電磁界プロジェクトを実行しています。
環境保護局はこのプロジェクトに貢献しており、5G及びその他の技術からの電波が安全であることを担保するため、日常環境における電磁界レベルの監視を実施します。WHOとの協力は、新たな科学的証拠が現れた場合、または、仮に私たちの日常環境中の電磁界レベルに変化が見られた場合にも、我々の助言が依然として最新であることを担保するため、査読済みの科学文献を監視する助けになります。」
このウェブサイトの内容は、以下のURLでご覧になれます。
http://www.epa.ie/radiation/emf/whatisemf/rf/newrftechnologies-5g/