国際非電離放射線防護委員会(ICNIRP)が
5Gとコロナウィルス感染症との関連を否定
2020.5.7掲載
国際非電離放射線防護委員会(ICNIRP)は、「第5世代移動通信(5G)から発せられる電磁界ばく露が、新型コロナウィルス感染症(COVID-19)を生じる、または悪化させるという主張は、何らかの証拠によって支持されていません」との声明を発出しました。
この声明の内容は以下の通りです。
「5Gから発せられる電磁界ばく露がCOVID-19を生じる、またはその重症度を悪化させるということが主張されています。そのような主張は、何らかの証拠によって支持されておらず(極めて弱い証拠さえありません)、5Gに関連する電磁界に関する大多数の科学的知識は、そのような主張は現実的ではないことを証明しています。5Gデバイスからの電磁界ばく露がCOVID-19を生じることはなく、この病気のプロセス、またはCOVID-19を生じる新型コロナウィルス(SARS-CoV-2)への感染者の健康結果に対して何の影響もありません。世界保健機関(WHO)が述べているように、コロナウィルスに感染するには、それに物理的に接触する必要がありますが、5Gからの電磁界はウィルスを運ぶことはできないので、5Gがウィルスへの接触をもたらすことはあり得ません。」
この声明の原文は、以下のURLで確認できます。