国際非電離放射線防護委員会（ICNIRP）が
ICNIRPについての間違った主張に反論を提示
2021.5.19掲載
国際非電離放射線防護委員会（ICNIRP）は、ICNIRPとそのメンバーについての間違った主張が示された短評が専門誌に最近掲載されたことから、これに反論するための書簡を発表しました。
この書簡について、ICNIRPは発表文で次のように述べています。
「最近、専門誌 Journal of Epidemiology and Community Health［疫学およびコミュニティの健康］に 『電磁界、5G［第5世代移動通信］と健康：プレコーショナリ［念のための］原則はどうか？』と題する短評が掲載されました。 この短評にはとりわけ、ICNIRPとそのメンバーについての間違った、裏付けのない主張が盛り込まれており、 そうした間違った主張を用いて、放射線防護、特に5Gに関連した誤解を招く絵を描いています。ICNIRPはそうした主張への対応を控えていますが、 コミュニティで影響力を持つ人々が社会を誤解させるため、この不正確な短評を用いていることが明らかになったことから、ICNIRPは同誌に対し、 その不正確さを説明するための反論の書簡を提出しました。同誌から許可された文字数の制限（400文字）のため、 この反論では利益相反に関連する間違った主張のみに焦点を絞っています。 但し、それ［利益相反に関連する間違った主張］はこの短評の不適切さの極一部に過ぎないことから、 放射線安全についてのよりバランスの取れた視点を提示して関係者を支援するため、我々はここに、より詳細な反論の書簡を提示します。」
ICNIRPの発表文、ならびに詳細な反論は、それぞれ以下のURLから入手できます。
