国際がん研究機関(IARC)が発がんハザードの同定についての
ウェブサイトを更新(Volumes 1-129)
2021.6.16掲載
世界保健機関(WHO)の専門機関である国際がん研究機関(IARC)は、 2021年6月11日付で「ヒトに対する発がんハザードの同定についてのIARCモノグラフ」のウェブサイトの 「IARCモノグラフで分類された因子、Vol.1-129」のページ https://monographs.iarc.who.int/agents-classified-by-the-iarc/ を更新しました。
但し、その具体的な内容は、最新版である 「IARCモノグラフVol.129:ゲンチアナバイオレット、ロイコゲンチアンバイオレット、マラカイトグリーン、ロイコマラカイトグリーン、CIダイレクトブルー218」 の概要版の発表当時から変更されていません
(https://www.jeic-emf.jp/academic/info/16334.html参照、2021.3.31掲載)。
なお、電磁界に関する発がんハザードの分類の変更もありません。
JEICによる注記
IARCは、化学物質や喫煙などによって及ぼされる発がんハザードの同定のための調査・研究と、がん対策を推進する機関です。
IARCによる発がんハザードの同定は、対象となる作用因子、例えば、物理的因子、化学的因子、特殊な環境因子等による定性的な評価(発がんハザードの証拠の確かさの程度)をグループ別に分類するものであり、定量的な評価(発がん性の強さ)をするものではありません。