米国食品医薬品局(FDA)が
「子どもおよびティーンエイジャーと携帯電話」についての声明を発表
2022.11.7掲載
米国食品医薬品局(FDA)は2022年11月3日付で、「子どもおよびティーンエイジャーと携帯電話」についての声明を発表しました。
この声明の内容は以下の通りです。
「現在の科学的証拠は、子どもおよびティーンエイジャーを含む、携帯電話の使用者に対する高周波(RF)エネルギーからの危険性を示していません。また、子どもやティーンエイジャーを含む誰もが、RFばく露を減らしたいと考える場合に講じることができる単純なステップがあります。
- 携帯電話を使って費やす時間の量を減らす。
- 頭部と携帯電話の間の距離を取るため、スピーカーモード、ヘッドフォン、またはイヤフォンを使う。
- 信号が弱い場所では携帯電話がRF送信電力を高めるので、通話を避ける。
- 通話ではなくテキストメッセージ送信を考える‐但し運転中にはテキストを入力してはいけません。
10~24歳の若年成人における携帯電話の影響についての欧州の14か国にまたがる大規模な疫学研究(MOBI-KIDS研究)が完了しました。この症例対照研究は、「ワイヤレス電話の使用(ならびに、特に結果として生じる高周波(RF)および超低周波(ELF)への電磁界ばく露)が、若年者において脳腫瘍のリスクを高めるかどうかを評価するため」実施されました。被験者(脳腫瘍のある899人、および年齢でマッチングした対照1910人)は10~24歳で、大多数は定常的な携帯電話ユーザーと記述されました。この研究は、若年者における携帯電話使用と脳腫瘍との間のつながりの証拠はない、と結論付けました。更なる情報は、「小児および若年者のワイヤレス電話使用と神経上皮性脳腫瘍:国際研究MOBI-Kidsからの結果」をご覧ください。
この声明の原文は、以下のURLで確認できます。