電力設備の磁界規制の導入に対する意見募集について

2011.02.15掲載

○電力設備の磁界規制の導入に対する意見募集

経済産業省 原子力安全・保安院 電力安全課は、平成23年2月15日、電力設備の磁界規制の導入に対する意見募集※1を行うため、省令(案)※2を公開しました。
この省令(案)によれば、変電所又は開閉所の設置や電線路等を変電所等以外の場所に施設する場合には、当該施設の周辺において測定した磁束密度が200μT以下となるように設置しなければならないことが記載されています。
なお、意見募集期間は2月15日~3月16日(必着)です。詳しくは、下記ウェブサイトをご覧下さい。

(電子政府の総合窓口 イーガブ)パブリックコメント「電力設備から発生する磁界規制の導入等に係る電気設備に関する技術基準を定める省令及び電気設備の技術基準の解釈の一部改正に対する意見募集について」ウェブサイトURL↓
http://search.e-gov.go.jp/servlet/Public?CLASSNAME=PCMMSTDETAIL&id=620111012&Mode=0

※1:電力設備から発生する磁界規制の導入等に係る電気設備に関する技術基準を定める省令及び電気設備の技術基準の解釈の一部改正に対する意見募集について
※2:電気設備に関する技術基準を定める省令の一部を改正する省令(案)

○第25回 電力安全小委員会

経済産業省 原子力安全・保安院は、平成20年6月に公表された電磁界WG※1報告書に記された政策提言を受け、電力設備への磁界規制を導入すべく、省令※2の改正作業を進めています。
平成22年12月8日、「第25回 電力安全小委員会」が開催されました。小委員会では、原子力安全・保安院 電力安全課から「電磁界の健康影響に関する規制の取組について ~ICNIRPの新しいガイドライン~」とする資料が配付されています。本資料には、原子力安全・保安院の今後の取り組みとして、

  • 電磁界WG報告書の提言を尊重し、引き続きICNIRPのガイドラインを規制に採りこむ。
  • その際には、最新の科学的知見を規制に反映する観点から、改定ガイドラインの制限値(参考レベル)(200μT)を採り入れるよう、省令等改正作業を進める。
ことが記されています。

なお、「第25回 電力安全小委員会」議事録が公開されましたら、別途お知らせします。(総合資源エネルギー調査会原子力安全・保安部会電力安全小委員会(第25回)‐配付資料URL(http://www.meti.go.jp/committee/summary/0002540/025_haifu.html))

※1:総合資源エネルギー調査会 原子力安全・保安部会 電力安全小委員会 電力設備 電磁界対策ワーキンググループ
※2:電気設備に関する技術基準を定める省令

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