国際がん研究機関(IARC)が発がんハザードの同定についてのウェブサイトを更新(Volumes 1-136)
2024.7.19掲載
世界保健機関(WHO)の専門機関である国際がん研究機関(IARC)は、2024年7月15日付で「ヒトに対する発がんハザードの同定についてのIARCモノグラフ」のウェブサイトに、「Vol.133:アントラセン、2-ブロモプロパン、メタクリル酸ブチル、および亜リン酸水素ジメチル」の全文(オンライン版)を掲載したと発表しました。
Vol.133の全文(オンライン版)についての情報は、以下のウェブサイトから入手可能です。
https://monographs.iarc.who.int/news-events/volume-133-anthracene-2-bromopropane-butyl-methacrylate-and-dimethyl-hydrogen-phosphite-2/
Vol.133の概要版は、2023年3月24日付で発表済みです。
なお、「ヒトに対する発がんハザードの同定についてのIARCモノグラフ」の最新巻は、2024年7月5日付で発表された「Vol. 136:タルクおよびアクリロニトリル」(概要版)のままで変更ありません。
電磁界に関する発がんハザードの分類の変更もありません。
関連情報:
「国際がん研究機関(IARC)が発がんハザードの同定についてのウェブサイトを更新(Volumes 1-133)」
(2023.4.4掲載)
https://www.jeic-emf.jp/academic/info/201103330.html
「国際がん研究機関(IARC)が発がんハザードの同定についてのウェブサイトを更新(Volumes 1-136)」
(2024.7.8掲載)
https://www.jeic-emf.jp/academic/info/20240708.html
JEICによる注記
IARCは、化学物質や喫煙などによる発がんハザードの同定のための調査・研究と、がん対策を推進する機関です。
IARCによる発がんハザードの同定は、対象となる作用因子、例えば、物理的因子、化学的因子、特殊な環境因子等による定性的な評価(発がんハザードの証拠の確かさの程度)をグループ別に分類するものであり、定量的な評価(発がん性の強さ)をするものではありません。
IARCについての更に詳しい情報は、こちらをご覧下さい。
https://www.jeic-emf.jp/academic/international/iarc/