オランダ保健評議会(HCN)からの「携帯電話とがん」に関する発表
2013.6.6掲載
○オランダ保健評議会(HCN)からの「携帯電話とがん」に関する発表
オランダ保健評議会(HCN)は、『携帯電話とがん その1:頭部での腫瘍の科学』という報告書を公表し、「脳腫瘍と携帯電話の長期間使用との関連性についての明確な証拠なし」とプレスリリースしました。
この発表では、「頭部での腫瘍の発症と、携帯電話使用(最長で約13年間)による無線周波電磁界ばく露との関連について、入手可能な疫学研究の綿密な調査及び評価を実施した。その結果、神経膠腫のみ長期間の携帯電話使用に関連した、弱く一貫性のない兆候が認められた。髄膜種、聴神経鞘腫及び耳下腺腫との関連の可能性の兆候は、更に弱かった。さらに長期間の使用に関連した何らかのリスクについては何も言及できない。このため、より長期間の研究を継続する必要がある。」と述べています。
また、HCNは本件に関する動物実験の結果に関連する報告を本年末までに発表予定としています。
発表された内容は、下記URLで確認することができます。不明な点は、原文をご参照ください。