ANSES「無線周波電磁界ばく露の特徴付けと電磁過敏症に関する調査」研究の提案募集を開始
2013.12.12掲載
ANSES(フランス食品環境労働衛生安全庁)は、最も影響を受けやすいと思われる人々に向けに、無線周波電磁界ばく露の制限に関する推奨を発表したことを2013年10月18日の最新情報にて紹介しましたが、電磁過敏症に関しては「本年末に開始する予定の特別専門家評価で取り組む予定」と述べられていました。
この度、「無線周波電磁界(RF EMF):ばく露の特徴付けと電磁過敏症に関する調査」について、ANSESは研究プロジェクトの提案募集を開始したことを11月26日付で公表しましたので紹介します。
この研究プロジェクトの募集は、環境衛生及び職業衛生についてのフランスの国家研究プログラムの枠組みで開始されており、専門家が密接に協力して研究を行い、健康リスク分析の様々な段階で利用可能なデータを科学界が生み出すことを奨励しています。特に、現行のプロジェクトでは十分には強調されてこなかったトピック、または新たに生じたばかりのトピックについての研究の進展を目的にしています。従って、以下の3つの主なトピックについてのプロジェクトが特に高く評価されます。
- 電磁過敏症に対する斬新なアプローチ
- 電磁界の計測学
- ばく露の特徴付け