ニュージーランド保健省が学校でのWi-Fiからの無線周波電磁界の測定結果に関する報告書を公表

2014.4.7掲載

ニュージーランド保健省は、保健省が委任したニュージーランドの2つの学校でのWi-Fiアクセスポイント(親機)及び機器からの無線周波(RF)電磁界へのばく露の測定結果に関する報告書を、2014年3月20日に公表しました。要約を以下に紹介いたします。

【要約】

ばく露はいずれも、「NZ基準2772.1:1999 無線周波界その1:3kHzから300GHzまでの最大ばく露レベル」の公衆ばく露限度と比較して非常に低く、6分間で平均した最大ばく露は同基準での公衆に対する参考レベルの0.024%(約4000分の1)、Wi-Fiアクセスポイントを壁に設置した教室では、時間平均ばく露は0.01%未満(10000分の1)でした。
アクセスポイントを設置していない教室では、ばく露はさらに低いものでした。ノートパソコンから30cmで測定した時間平均ばく露は全体として、参考レベルの0.001%未満でした。この結果は、機器のデューティ比が一般的には0.005未満である(つまり、機器は1時間あたり合計18秒未満しか送信しない)ことを示しています。同国での結果は、英国保健防護庁(現在はイングランド公衆衛生局)及びカナダ産業省が公表しているデータとも一致しています。
国の学校でのWi-Fi信号へのばく露は、アクセスポイント及び機器のどちらについても非常に低いことから、子どもや職員に対して健康リスクを生じることはありません。

発表された報告書は、下記URLで確認することができます。不明な点は、原文をご参照ください。

URL:http://www.health.govt.nz/publication/snapshot-study-wifi-in-schools

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