国際がん研究機関(IARC)が発がんハザードの同定についてのウェブサイトを更新(Volumes 1-137)
2025.2.17掲載
世界保健機関(WHO)の専門機関である国際がん研究機関(IARC)は、2025年2月14日付で「ヒトに対する発がんハザードの同定についてのIARCモノグラフ」のウェブサイトに公表済みの「IARCモノグラフ Vol. 135:ペルフルオロオクタン酸(PFOA)およびペルフルオロオクタンスルホン酸(PFOS)」の全文(オンライン版)を更新しました。
今回のオンライン版は、2023年12月1日付で先行して公開した暫定版を更新するものです。それぞれの作用因子の発がんハザード分類等の内容に変更はありません。
IARCモノグラフVol. 135の全文は、以下のURLから入手可能です。
https://www.iarc.who.int/news-events/iarc-monographs-volume-135-perfluorooctanoic-acid-pfoa-and-perfluorooctanesulfonic-acid-pfos/
なお、「ヒトに対する発がんハザードの同定についてのIARCモノグラフ」の最新巻は、2024年11月29日付で発表された「Vol. 137:ヒドロクロロチアジド、ボリコナゾール、およびタクロリムス」(概要版)のままで変更ありません。
電磁界に関する発がんハザードの分類の変更もありません。
関連情報:
「国際がん研究機関(IARC)が発がんハザードの同定についてのウェブサイトを更新(Volumes 1-135)」
(2023.12.4掲載)
https://www.jeic-emf.jp/academic/info/20231204.html
「国際がん研究機関(IARC)が発がんハザードの同定についてのウェブサイトを更新(Volumes 1-137)」
(2024.12.5掲載)
https://www.jeic-emf.jp/academic/info/20241205.html
JEICによる注記
IARCは、化学物質や喫煙などに起因する発がんハザードの同定のための調査・研究と、がん対策を推進する機関です。
IARCによる発がんハザードの同定は、対象となる作用因子、例えば、物理的因子、化学的因子、特殊な環境因子等による定性的な評価(発がんハザードの証拠の確かさの程度)をグループ別に分類するものであり、定量的な評価(発がん性の強さ)をするものではありません。
IARCについての更に詳しい情報は、こちらをご覧下さい。
https://www.jeic-emf.jp/academic/international/iarc/