フランス食品環境労働衛生安全庁(ANSES)は、
無線周波電磁界への小児のばく露と
その健康への影響の潜在性に関する報告書の公表について
2016.7.11掲載
フランス食品環境労働衛生安全庁(ANSES)は、無線周波電磁界への小児のばく露とその健康への影響の潜在性に関する報告書の公表について、2016年7月8日に報道発表しました。
ANSESの報道発表によれば、無線周波電磁界への小児のばく露とその健康への影響の潜在性に関する報告書の結論において、「小児は、身体サイズが小さいことおよび一部の組織の特性などの形態学的および解剖学的特性のために、成人より影響を受けやすいかも知れない」とANSESは述べています。新技術利用の拡大により早い年齢から始まる小児の電磁界ばく露を軽減するために、この報告書は規制で定められているばく露限度値に適合するための一連の推奨を示しました。それを受けてANSESは、小児における無線通信技術の適度な使用を推奨すると述べています。
なお、この報告書は2015年7月9日から8月21日までのウェブサイト上での公開協議に寄せられた全てのコメントの専門家レビューを経た最終報告書です。
ANSENウェブサイトで入手できる文書は以下の通りです:
- 関連ウェブページ:
https://www.anses.fr/fr/content/exposition-des-enfants-aux-radiofr%C3%A9quences-pour-un-usage-mod%C3%A9r%C3%A9-et-encadr%C3%A9-des-technologies - 報告書および見解(同一PDFファイル)へのリンク:
https://www.anses.fr/fr/system/files/AP2012SA0091Ra.pdf
※これらの文書はフランス語ですが、見解と報告書はいずれ英語に翻訳される予定とのことです。
- 公開協議期間中に受け付けたコメントに対する回答へのリンク:
https://www.anses.fr/fr/system/files/AP2012SA0091Ra-anx.pdf