フランス食品環境労働衛生安全庁(ANSES)からスマートメータの健康影響に関する意見書公表
2017.1.20掲載
フランス食品環境労働衛生安全庁(ANSES)は、2016年12月15日に、スマートメータの健康影響に関する意見書を公表しました。
ANSESのニュース「スマートメータ:健康リスクはありそうもない」によれば、意見書の要約は以下の通りです。
2015年8月17日発令の法律No. 2015-992「グリーン成長のためのエネルギーシフト」により、フランス全国でのスマートメータの設置が認可されました。そこでANSESは、スマートメータから放射される電磁界への住民のばく露、およびそのばく露によって何らかの健康影響の可能性があるかについて査定する専門家評価を実施しました。
本日公表したこの意見書においてANSESは、「現時点で設置が進められているスマートメータから放射される電磁界へのばく露が、短期間あるいは長期間のどちらにおいても健康影響を生じさせることは起こりそうもない」と結論しています。しかし、この新しいテクノロジーの進展に関わる事業者には、その進め方についての明確で分かりやすい情報をユーザに提供することをANSESは求めています。
ANSESの関連リンクは以下の通りです:
意見書公表のニュース(英語)
https://www.anses.fr/en/content/smart-meters-health-risks-unlikely
意見書および報告書(フランス語)
https://www.anses.fr/en/system/files/AP2015SA0210Ra.pdf
*意見書および報告書はフランス語ですが、いずれ英語に翻訳される予定とのことです。