国際がん研究機関(IARC) 発がん性評価結果を更新(Volumes 1–119)
2017.6.30掲載
世界保健機関(WHO)の専門機関である国際がん研究機関(IARC)は、6月28日付で発がん性評価結果を更新
(Volumes 1-119)しました。
「Vol.119:げっ歯類において尿路の腫瘍を生じる一部の化学物質」
http://monographs.iarc.fr/ENG/News/index.php
メラミン、1-tert-ブトキシプロパン-2-オール、β-ミルセン、フルフリルアルコール、ピリジン、テトラヒドロ
フラン、塩化ビニリデンが「グループ2B:ヒトに対して発がん性があるかも知れない」に分類されています。
http://www.thelancet.com/journals/lanonc/article/PIIS1470-2045(17)30505-3/fulltext
なお、電磁界に関する発がん性評価の変更はありません。
※国際がん研究機関(IARC)は、化学物質や喫煙などによって及ぼされる発がん性のリスクについて調査
および研究と、がん対策を推進する機関です。IARCの発がん性評価は、対象となる作用因子(例えば物理的
因子、科学的因子、特殊な環境因子等)による定性的(発がん性の性質の程度)評価をグループ別に分類する
ものであり、定量的(発がん性の強さ)評価を行うものではありません。(http://www.iarc.fr/)