オーストラリア放射線防護・原子力安全庁(ARPANSA)が
5Gネットワークについての誤報に対する声明を発出
2019.06.04掲載
オーストラリア放射線防護・原子力安全庁(ARPANSA)は2019年6月3日付で、「オーストラリアの5Gネットワークについての誤報」と題する声明を発出しました。
この声明の要点は以下の通りです。
「ARPANSAは、オーストラリアで計画されている第5世代(5G)モバイルネットワークの導入によって生じるかも知れないインパクトについて、多数の誤報が地域社会に広まっていることを認識しています。
一部の主張とは対照的に、5Gネットワークが利用している電波からの確立された健康影響はありません。
このネットワークは現在、既存の第4世代(4G)ネットワークで利用されているものと同じ電波で動作しており、 今後はより高い周波数の電波を利用します。周波数がより高いということは、ばく露がより高い、 またはより強いということを意味しないという点に留意することが重要です。 より高い周波数の電波は既に、空港の保安検査装置、警察のスピード取締用レーダーガン、医療分野のリモートセンサで利用されており、 これらの用途は徹底的に検査され、ヒトの健康に悪いインパクトを及ぼさないことがわかっています。
(中略)
我々は、5G反対運動からの主張に注意するよう、皆さんに強く求めます。 そうした運動は、地域社会に根拠のない不安や懸念を生じています。 我々は、我々の役割である5Gまたは電波全般の健康影響について、ますます多くの誤報を目にしています。」
この声明の原文は、以下のURLで確認することができます。