日本における居住環境中の
超低周波磁界ばく露による小児白血病発症数の推定
2013年3月24日掲載
目的
WHOは2007年の環境保健クライテリア238で超低周波(ELF)磁界ばく露と小児白血病に関連する証拠から因果関係を否定し、仮に因果関係があった場合でも、全世界的には、ELF磁界ばく露が公衆衛生に及ぼす影響は限定的であるとしている。そこで、仮に両者に因果関係があったとして、我が国での磁界ばく露が原因とする患者数の推定を行った。
結論
仮に因果関係があった場合、ばく露により毎年3.9名の小児白血病が発症すると推定された。また、過去33年間の小児白血病罹患率と電力消費量には関連性は認められなかった。